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ウェディング
2025.11.03
名古屋・白壁で出会う“光と緑”の一日——か茂免の庭園が教えてくれる、四季の楽しみ方
    はじめての打合せで「どの部屋から、どんなふうに庭が見えるの?」と迷わないように、ご婚礼のお打合せに来られる新郎新婦さま・ご家族向けに、庭庭の見どころをプランナー目線でまとめました。
部屋ごとの眺めの違い → 時間帯 → 天気 → 四季の順に、当日の動線づくりや前撮り・当日撮影のヒントも一緒にご紹介します。準備の合間にさっと読めて、当日のイメージが具体的になる——そんな“打合せのお供”としてお使いください。
お部屋ごとに変わる、額縁の風景
同じ庭でも、見る角度や高さ・向き・窓の取り方で印象はがらりと変わります。下の視点ごとの違いを楽しみながら“自分好みの額縁”を探してみてください。

- 若草の間:苔庭を間近に感じる一階の和室
杉苔の緑が窓際まで迫るような距離感。早春の寒排桜や、枝ぶりの美しい紅葉を“座して眺める”のに最適です。歴史の痕跡(古井戸、防空壕など)が点在している庭では、静物写真の被写体にも困りません。当日は、こちらのお部屋から直接お庭へ出て、撮影を行います。 

- 春日野の間:二面ガラスの明るいお部屋
角度違いで若草の庭を見通せるため、朝と午後で光の入り方が変化。早咲きの寒排桜などが良くみえます。披露宴当日はこちらのお部屋が新郎新婦控室になります。 

- すずかの間:二階から庭を一望するお部屋
上階は“俯瞰の気持ちよさ”。季節の主役(梅・桜・新緑・紅葉)が面で広がり、庭そのものの設計意図が見えてきます。30名以上の披露宴会場として使用します。 

- おおとりの間:池や数奇屋造りを楽しめるお部屋               
渡り廊下や屋根の広がりなど建築の表情も同時に楽しめます。また、紅葉に覆われた池を見下ろす事ができます。30名までの少人数披露宴で使用します。 
時間で変わる——朝の瑞々しさから、夜のロマンへ
- 午前:いちばん光がやわらかい時間
低い角度から光が入るため、室内にもたっぷり自然光が回ります。フレッシュな雰囲気の写真になります。 - 昼:明るさの安定と色の再現性
太陽が高くなり、写真に映る色が素直に出る時間。窓辺の席で料理を楽しむひととき、ゲストの笑顔と庭の色が響き合います。 - 夕暮れ〜夜:ライトアップの魔法
日が落ちると影が消え、光源が浮かび上がる世界に。披露宴のあとには、ライトアップされた庭で“映画のワンシーン”のような一枚を。 
天気で変わる——“雨勝ち”という贅沢

- 雨の日
実は、雨の庭園は名脇役。緑は一段深く、石や苔の上で雨粒が宝石のように輝きます。雨ならではの、しっとり落ち着いた写真に。
撮影TIP:和傘を小道具に。 
- 晴れの日
木漏れ日が地面に模様を描き、人物の輪郭が立ちます。会場内にも柔らかな光が差し込み、皆様の笑顔がきれいに写ります。 
四季の見どころカレンダー

- 春
早春の梅や早咲きの桜、やがて新緑が主役に。葉や蕾が開き始める瞬間を残すことができ、苔の若草色も映えます。
おすすめ演出:桜湯でのウェルカムドリンク 

- 夏
強い日差しに負けない濃い緑。蝉の声や風鈴、かすかな蚊取り線香の香りまで“日本の夏”が五感を満たします。
おすすめ演出:杉苔に包まれた庭園を背景に、和傘や扇子を使った撮影 

- 秋
常緑の緑に、朱や黄金が重なり合うコントラスト。秋先は玄関や渡り廊下を歩くだけで金木犀の香りが漂い、季節の記憶が感じられます。
おすすめ演出:紅葉ライトアップ撮影 

- 冬
常緑樹がある庭園は、寒い季節も寂しくなりません。椿やサザンカ、赤い南天の実がアクセントになり、晴れた日の斜光が建築の陰影をくっきり描きます。
おすすめ演出:庭園にうっすらと雪が積もる日には、白無垢や色打掛がより一層映える幻想的な撮影 
まとめ——“同じ日は二度とない”庭園へ
苔の瑞々しさ、池のさざ波、石と瓦の意匠、そして季節の花や紅葉。お部屋ごと、時間ごと、天気ごとに変わる表情は、ご会食のひと時や、ご婚礼の一日を唯一無二の記憶にしてくれます。まずはご見学で、あなたの“好きな額縁”を見つけてください。きっと、その窓辺から始まる物語が見えてきます。
見学・ご相談
- ブライダルフェア/会場見学:ご希望の季節・時間帯をお知らせください。
 https://www.ka-mo-me.com/wedding/fair/
- ご会食のご予約:昼・夜いずれも受付。全部屋で庭園がご覧いただけます。
 ご予約 | 名古屋・白壁の老舗料亭か茂免(かもめ)名古屋・白壁の老舗料亭か茂免(かもめ)
思い出の1日を料亭で。お庭からか茂免のおもてなしは始まっています。