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ウェディング
2025.07.29
結婚式をする意味とは?

~ウェディングプランナーが語る、結婚式の本当の価値~
昨今、「結婚式をしない=ナシ婚」を選ぶお2人が増えています。背景には、費用や手間、さらには「結婚式を行う意味がわからない」という声もあります。
数々の結婚式を見守ってきたか茂免ウェディングプランナーが、改めて結婚式の本当の意味とその価値をお伝えしたいと思います。
結婚式の本質とは?~歴史的・文化的背景~
日本においては古来より、結婚式は「家と家との結びつき」として重要な儀式とされてきました。神前式や仏前式が定着した背景には、結婚が単に二人だけでなく、両家や地域社会の繋がりを意味していたという歴史があります。
現代では「二人の自由な選択」と考えられる結婚ですが、本来は周囲の人々にその結婚を認めてもらい、新たな人間関係を結び直す重要な節目でした。この意義は今も変わりません。
現代における結婚式のメリットと重要性
ここでは結婚式の具体的なメリットを紹介し、その重要性を改めて見直してみたいと思います。
1.両親への感謝を伝える場となる
日常生活の中で、両親に対して感謝の気持ちを伝えるのはなかなか難しいもの。しかし、結婚式は両親に改めて感謝を伝えられる絶好の機会です。「子育て卒業式」とも呼ばれ、両親にとっても歩んできた日々を振り返り、新たな人生の節目を迎える重要な瞬間となります。
2.儀式として正式に結婚の契りを交わせる
役所での入籍は形式的な手続きですが、結婚式は二人が社会的に正式な夫婦となることを、周囲の人々に宣言する場です。
宗教によって形式は異なり、神前式・仏前式・教会式などさまざまです。宗教色が苦手という方には、カジュアルで自由な「人前式」も人気があります。
3.「結婚」を実感できる特別な瞬間になる
「役所での手続きだけでは結婚した実感がなかったけれど、結婚式で初めて夫婦になったことを感じた」という新郎新婦も少なくありません。
大切な人たちからたくさんの「おめでとう」の言葉をもらうことで、「夫婦になった」という喜びを共有できます。
4.親族・友人との交流が深まる機会になる
結婚式は、両家の親族や友人が初めて出会う重要な場でもあります。コロナ禍以降、人との関係が希薄になりつつある中で、「結婚式があったから久しぶりに再会できた」という声もよく耳にします。結婚式は新たな人間関係や絆を生む機会にもなっています。
5.夫婦の絆が深まる準備期間
結婚式の準備は、時に大変なこともありますが、その過程でお互いを深く理解し、絆が強くなる貴重な時間でもあります。
自分たちらしい衣装や演出を考えることで、お互いが相手の個性や価値観を改めて発見し、理解し合えます。
6.一生の思い出を形に残すことができる
結婚式は写真や映像という形で人生の貴重な瞬間を残せる特別な日です。特に年月が経った後も、その日の映像や写真を見るたびに当時の喜びや感動がよみがえります。これらの思い出は、歳を重ねるほどにその価値を増していきます。
「ナシ婚」を選択した方の声と本音
一方で、「ナシ婚」を選択する方々の中には、「結婚式はお金がかかりすぎる」「旅行や新生活にお金をかけたい」という理由も多いです。しかし、時が経つにつれ、「やっぱり結婚式を挙げておけばよかった」「家族にしっかり感謝を伝える場を持てばよかった」と後悔する声もあります。
「はじめは結婚式を挙げるつもりがなかったけど、ここで結婚式をしてよかった!」と仰ってくださる新郎新婦も多いです。ぜひ、自分たちや家族のことも考えながら、検討してみて下さいね。
結婚式を挙げるか迷っている方へ
結婚式を考えるにあたり、一度立ち止まって、本当の意味で結婚式とは何か、何のために行うのかを改めて考えてみてください。
結婚式とは「ただの儀式」ではなく、大切な人たちとのつながりを感じ、感謝を伝え、夫婦として新たなスタートを実感するかけがえのない場であることに気づくはずです。
また、結婚式は何歳になっても、いつ挙げても大丈夫です。特に当店は落ち着いた雰囲気の会場のため、幅広い年齢層のお客様がいらっしゃいます。
結びに~二人らしい幸せのために~
結婚式の本質に向き合うことは、ふたりらしい「幸せのカタチ」に気づくきっかけになるかもしれません。
「ナシ婚」が増える中で、本当に自分たちが望むことは何かを見つめ直し、自分たちらしい結婚の形をぜひ見つけていただきたいと思います。
そのために、このブログが何か一つのきっかけになれば幸いです。