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料亭
2025.12.06
お食い初めとは?祝い膳の意味と儀式の流れ|料亭か茂免で叶える百日祝い
赤ちゃんが生まれて百日を迎える頃に行われる「お食い初め」は、平安時代より続く日本の大切なお祝い行事です。
料亭か茂免では、伝統を守りつつ、現代のご家族が心地よく集える空間をご用意し、晴れの日をより特別なものにいたします。
お食い初めとは
「お食い初め」は、生後百日頃に行う伝統的な儀式で、赤ちゃんが一生食べ物に困らないようにとの願いを込めて執り行われます。
平安時代から続くとされ、家族が集い赤ちゃんの未来を祝う大切な節目の行事です。
かつては両家のご両親はもちろん、おじい様おばあ様をお呼びして行うことが主流でしたが、最近は赤ちゃんとそのご両親のみで行うことも増えております。
祝い膳の意味

お食い初め膳には、鯛の姿焼き、赤飯、煮物、香の物(酢の物)、吸い物などが並びます。
鯛は「めでたい」に通じる縁起物。
赤飯は「魔除け」の願いを込めて。
煮物は「多くの喜びが訪れる」ように。
香の物は「幸せ(幸の物)」を願う。
吸い物はお乳を沢山「吸って」、健やかに育ちますように。
と、それぞれに意味が込められており、赤ちゃんの健やかな成長を願う心が表現されています。
食器は正式には漆器を用い、高足の御膳に盛り付けます。
器の漆の色は赤ちゃんの性別によって異なり、
「男児は内外ともに赤色」
「女児は外側が黒色で内側が赤色」でご用意します。
儀式の流れ

儀式では、「長寿」にあやかるという意味から、おじい様やおばあ様など「最年長」の方が赤ちゃんに食べさせる真似を行います。
実際に食べることはありませんが、家族が見守る中で行われるそのひとときは、赤ちゃんの未来を願う温かな時間です。
お食い初めの順番は諸説ありますが、当店では下記の順番で儀式を進めております。
御飯⇒お吸い物⇒御飯⇒お魚⇒御飯⇒お吸い物
また儀式の最後に「歯固めの儀式」を行うこともございます。
歯固め石に箸先を触れさせ、その箸を赤ちゃんの歯茎にやさしく当てることで、丈夫な歯の成長を祈ります。
この「歯固め石」は地元の神社の境内から授かり、儀式の後には再び境内へ納めるのが習わしです。
家族の絆を深める場所として
お食い初めは、祖父母や親族が集まり、赤ちゃんを囲んで祝うことで世代を超えた絆を深める機会にもなります。
当店で結婚式をされた新郎新婦様が、お食い初めにお越しいただいた際、
「結婚式を挙げた大切な場所に、こうしてまた帰ってこれるのが嬉しい」
「また記念日に来ますね」
とのお言葉をいただきました。
結婚式、お食い初め、七五三など、ご家族のハレの日をつなぐ、大切な場所としてご利用いただけます。
料亭か茂免のおもてなし
料亭か茂免では、伝統の祝い膳を心を込めてご用意し、器や盛り付けにも細やかな気配りをいたしております。
当日はお食い初めに慣れた仲居がサポートいたしますので、初めてでもご安心ください。
格式を守りつつも、現代のご家族に寄り添う温かな雰囲気を大切にし、晴れの日をより特別なものにいたします。
お子様の成長を祝う節目に、ぜひ私どものおもてなしをご体験ください。
【コース内容詳細】https://www.ka-mo-me.com/menu/
【お部屋について】https://www.ka-mo-me.com/room/